新元号が「令和」に決まり、福井市で2日、約100人が新元号を書き初めするイベントがあった。会場には朱、紫、黄、緑色などの墨汁が用意され、カラフルな「令和」の文字が躍った。
新元号は「令和」(れいわ) 万葉集典拠、国書由来は初
「令和」どう思う?「堅すぎますね」「災害ない時代に」
【詳報】新元号「令和」発表の一日をタイムラインで
福井市在住でNHKの大河ドラマ「武蔵 MUSASHI」の題字などを手がけた書家の吉川壽一(じゅいち)さんと新元号を祝おうと、町づくりを手がける地元の会社などが企画した。イベントでは吉川さんも縦3メートル、横3・5メートルの布地に「令和」と力強く揮毫(きごう)する姿を披露した。
弟と書き初めに挑戦した藤本悠吾くん(11)は「令のバランスを整えるのが難しかった」と苦戦。7歳の娘と参加した向畠育代(むこうばたいくよ)さん(35)は「新元号は音の響きがやさしくて上品。画数が少ないし、書きやすかったです」と話した。(細川卓)