2020年米大統領選の民主党の候補者指名争いへの出馬が確実視され、世論調査でもトップを走るジョー・バイデン前副大統領(76)にセクハラ疑惑が浮上した。バイデン氏は「不適切な行為はしていない」と訴えているが、民主党の支持者には女性も多いだけに、選挙戦の行方に影響を及ぼす可能性もある。
疑惑は3月下旬、ネバダ州の元州議会議員ルーシー・フローレス氏が雑誌に寄稿したことがきっかけ。フローレス氏は14年、選挙運動で応援に来たバイデン氏に背後から髪の香りをかがれ、後頭部にゆっくりとキスされたという。「何が起きているのか理解できなかった」と語っている。
バイデン氏は3月31日の声明で「長年の選挙運動や議員生活で、数え切れないほどの握手と抱擁をし、好意や支援、励ましの気持ちを示してきた。私は一度も、不適切な行動を取ったことはないと信じている」と主張。女性を不快にさせる意図は無かったと弁明した。
しかし、4月1日には別の疑惑…