「ひこにゃん、やむなく休業か」――。滋賀県彦根市の人気キャラクターが、4月から見られなくなるのではないかというニュースが3月末、ネットを駆け巡った。活動を委託されていた団体が「自主運営」に名乗りを上げて長期休業は回避されたが、「ご当地キャラ界のレジェンド(伝説)」に一体何が起きたのか。
ひこにゃん、やむなく休業か 市長と議会対立、予算否決
ひこにゃんは自主運営初日の4月1日、通常の出番の中で新元号「令和」を披露した。お世話係の手配がつくまで2日間休み、4日から活動を再開した。13日に13回目の誕生日を迎えるため、親交のある各地のゆるキャラが彦根市を訪れて祝ってくれる予定だ。
ひこにゃんの活動費、市長「義務的性格を有しない」
そもそも、なぜひこにゃんは活動休止の瀬戸際に立たされたのか。背景には、市長と市議会の対立がある。
彦根市が提案した2019年度…