(熊本空港CC 6428ヤード=パー72)
女子ゴルフのKKT杯バンテリンレディスは21日、最終ラウンドが行われ、40歳の李知姫(韓)が6バーディー、3ボギーの69で回り、通算8アンダーで逆転優勝。2017年の日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯以来となる通算23勝目を挙げた。20歳の吉本ひかるが1打差の2位。前回覇者の比嘉真美子は通算5アンダーで前日7位から4位に順位を上げた。前日首位の大西葵は80と崩れて42位。地元・熊本出身の上田桃子は通算4アンダーで8位、有村智恵は通算2アンダーで15位だった。
畑岡、勝らと同じ世代
吉本ひかるは12番から3連続バーディーを奪い、2位と健闘した。「最終日を4アンダーで回れて自信がついた」と振り返った。
今大会、1歳上の姉・百花(ももか)さんがキャディーとして支えてくれた。幼い頃から選手として競い合ってきたが、今は移動時の運転などでサポートしてくれる。吉本は「たわいもない話ができて、リラックスして平常心で臨めた」と感謝した。
滋賀県出身で、2017年にプロ転向。畑岡奈紗、勝みなみらと同じ「黄金世代」で、今季は4大会でトップ10入りと好調だ。「初優勝へはまだ足りない部分がある。パットを決めるところで決めるとか、運もある。そういうのがかみ合えば優勝できる」と語った。