盲目のトランプ米大統領は、イスラエルのネタニヤフ首相のいいように先導されている――。米ニューヨーク・タイムズ紙(NYT)がそんな風刺画を掲載したところ、「反ユダヤ主義だ」との批判が相次ぎ、2度にわたり謝罪に追い込まれる事態になった。
問題の風刺画は25日付紙面で掲載された。サングラスをかけ、「キッパ」と呼ばれるユダヤ教徒の円形帽をかぶったトランプ氏が、ユダヤ教のシンボル「ダビデの星」を首につけ、犬に扮したネタニヤフ氏に引っ張られている内容だった。
トランプ氏が支持基盤とする米国のキリスト教福音派は、イスラエル寄りの考え方を好むことで知られる。風刺画は、トランプ氏が米大使館をエルサレムに移転したり、シリアからイスラエルが奪って占領しているゴラン高原に対する同国の主権を承認したりするなど、イスラエル寄りの政策を打ち出していることを示す目的で描かれたとみられる。
この風刺画に対し、ソーシャル…