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創価大教授が論文盗用 大学が調査、依願退職

創価大学(東京都八王子市)は14日、4月まで経営学部に在籍した元教授が、著書に他の研究者の論文を盗用していたと発表した。4月22日の常任理事会で依願退職を認めた。懲戒処分はしていない。


大学によると、元教授は引用元を明記せずに29カ所で計448行を引用しており、大学は盗用と判断した。他にも引用元の論文と構成などがほぼ同じ部分があった。「研究者としてわきまえるべき基本的な注意義務を著しく怠った」としている。大学の調査に対して元教授は盗用を認めた。


元教授はこの著書を執筆するため、2016~17年度に文部科学省の補助金約31万円を使ったという。


大学企画広報課は懲戒処分をしなかった理由について「自ら退職することで不正の責任を負うことを認めた」と説明した。昨年4月に外部から指摘があり、学内外の研究者と弁護士による調査委員会を設置して調べていた。


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