東京医科大が、2018年度の一般入試で本来は合格ラインを上回っていたにもかかわらず、不正な得点操作によって不合格とされた受験生について、入学を認める方向で検討していることが関係者の話で分かった。23日に公表された第三者委員会の報告書によれば、こうした受験生は少なくとも女子44人を含む50人に上る。同大は現在、合否判定の作業を進めているという。
報告書は17年度の入試でも、少なくとも11人の女子を含む19人が不正に不合格になったと指摘しているが、この受験生たちは入学を認めない可能性がある。当時の入試結果が、現在の学力や適性と同じかどうかについて検討が必要だという意見があるためで、入学を認めない場合は補償などで対応するとみられる。
同大は一般入試(センター試験…