けがなし説明一転、体罰で意識失う 市立尼崎高バレー部——贯通日本资讯频道
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けがなし説明一転、体罰で意識失う 市立尼崎高バレー部

兵庫県尼崎市立尼崎高校の男子バレーボール部の3年生部員が、練習中にコーチの男性臨時講師(28)から平手でたたかれて一時意識を失っていたと、市教育委員会が15日発表した。同部は昨年の全国高校総合体育大会(インターハイ)で初優勝した強豪。


市教委によると、部員は4月29日午前11時ごろ、同校体育館で、練習態度を理由にコーチから10回以上顔をたたかれ、20~30分間意識を失った。だがコーチは救急車を呼ばず、意識が戻るまで床に寝かせていた。校内にいた男性監督(51)も直後に報告を受けたが病院には運ばず、夕方まで帰宅させなかったという。


部員は同日夜に行った病院で加療約1週間の顔面打撲と脳振盪(しんとう)と診断され、翌日受診した耳鼻科医院では加療2週間の左鼓膜裂傷との診断を受けたという。


この体罰をめぐっては、市教委が今月9日に会見を一度開いていたが、その際は桑本広志校長(57)からの報告をもとに「平手打ちは数回。けがはない」と説明していた。市教委は会見後、報道機関からの問い合わせを受け、学校側に負傷の有無を改めて確認するよう要請。翌日、校長から「けがはあった」と連絡を受け、調査していた。


桑本校長は取材に対し、「私がけがはないと思い込んで間違った報告をあげてしまった。隠す意図はなかった」と釈明。市教委職員課は「一歩間違えば大事に至っていたかもしれない対応。事実と違う発表をしたことも含め本当に申し訳ない」と説明している。(宮武努)


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