シャナハン米国防長官代行は29日、北朝鮮が今月上旬に日本海に向けて短距離弾道ミサイルを発射したことについて、「国連安全保障理事会の制裁決議違反だ」と批判した。訪問先のインドネシアに向かう機中で記者団に語った。
北朝鮮の弾道ミサイル発射をめぐり、ボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)はシャナハン氏と同様に国連安保理の制裁決議違反との認識を示したが、トランプ大統領は「私を困らせていない」と問題視しない考え方を示していた。一方、国務省のオルタガス報道官は決議違反かどうか明言を避けるなど、政権内で見解のずれが指摘されていた。(ワシントン=渡辺丘)