博多に夏を告げる博多祇園山笠(7月1~15日)まで1カ月となった1日朝、本格的な準備が始まった。福岡市博多区の櫛田神社浜宮(はまみや)では、「走る飾り山笠」として知られる八番山笠・上川端通(かみかわばたどおり)が、他流(ながれ)に先がけて山笠の舁(か)き棒を清める神事「棒洗い」を行った。
正装とされる当番法被(長法被)もこの日が解禁。1年ぶりに袖を通した約25人の男たちが、長さ約7・2メートル、重さ約80キロの舁き棒6本を海水で洗い清めた。嶋田高幸さん(78)は「令和最初の山笠が始まる。没頭したい」と話した。(宮坂知樹)