米ニューヨーク・マンハッタンにある54階建てオフィスビルの屋上に10日午後1時45分ごろ、ヘリコプター1機が墜落し、操縦士1人が死亡した。現場は中心部の繁華街タイムズスクエアから500メートルしか離れておらず、多数の消防車や警察車両が駆けつけて一時騒然となった。
米メディアによると、亡くなった操縦士は15年の操縦経験がある男性(58)。ヘリは墜落の11分前に近くのヘリポートを飛び立ち、隣接するニュージャージー州に向かっていたとみられる。同乗者はいなかった。現場付近では当時雨が降っており、視界が悪かった。事故後すぐに現場に駆けつけたニューヨーク州のクオモ知事によると、何らかの理由で緊急着陸を試みた可能性があるという。
クオモ氏は、ニューヨーク市民がいまだに米同時多発テロの恐怖を抱えていると指摘。「航空機がビルに衝突したと聞けば、私も他の市民と同じことを思う」と話し、テロ行為を疑ったことを吐露した。
デブラシオ市長は、現時点でテ…