仏自動車大手ルノーは12日午後(日本時間同日夜)、パリ市内で定時株主総会を開き、カルロス・ゴーン前会長に2018年の成果連動の報酬(22万4千ユーロ、約2700万円)を支払うとする議案を88・66%の反対多数で否決した。19年の報酬(100万ユーロ、約1億2千万円)を支払わないとする議案も89・71%の多数で承認した。
ゴーン前会長の退任後に会長に就いたジャンドミニク・スナール氏を取締役に選任し、ゴーン前会長の取締役辞任も承認した。
スナール氏は総会の冒頭のあいさつで、「(日産との)アライアンス(提携)のおかげで大きな結果が出ている。まずはこの強力なアライアンスを復活させることが重要だ」と述べた。