コパの薫り 南米選手権から
ブラジル、快勝発進したが 南米選手権、地元の熱気欠く
若い日本代表が初戦で戦ったのは、大会2連覇中のチリだった。
森保監督にしてみれば、ちょっとした因縁のある相手でもある。東京五輪代表監督と兼任する形でA代表監督に就任したあと、昨年9月に札幌で予定されていた最初の国際親善試合で対戦することになっていたのがチリだった。
しかし、直前に北海道で最大震度6強を観測した地震の影響で試合は中止された。
「あの状況で中止は当然のことだったが、残念だった。ここでチリとやれるのはうれしい。我々の立ち位置を測れる試合になる」。前日会見で、森保監督はこう話していた。
監督がチリ戦を楽しみにしていたことは十分に伝わってきた。それは単に南米の強豪であるからだけではない。
10カ国が加盟する南米連盟の…