この夏の移籍市場で、MF久保建英(18)のレアル・マドリード移籍が決まり、バルセロナがJ1鹿島に所属するMF安部裕葵(ひろき)(20)の獲得に動いていることも分かった。ただ、最近は欧州のビッグクラブで活躍している日本選手はいない。彼らは実際にピッチで躍動できるのだろうか。
かつて日本の選手たちが次々と世界のトップクラブでプレーした時期があった。2011年に長友佑都がインテルミラノに移籍すると、翌年に香川真司がマンチェスター・ユナイテッドでプレー。14年には本田圭佑がACミランの10番を背負ってピッチに立った。
しかし現在、日本選手が所属するのは中小クラブが大半だ。ベルギーやオランダなどリーグの格も劣る。今年マンチェスター・シティーが獲得した板倉滉(こう)はいま、オランダのフローニンゲンで力を試されている。宮市亮や浅野拓磨はアーセナルに若くして引き抜かれた。ところが、世界から集まる有望な若手との厳しい競争に勝てず、期限付き移籍を繰り返して、ビッグクラブではほとんどプレーできていない。
■長友ですら「得点が欲…