サッカーの強豪レアル・マドリード(スペイン)に加わるMF久保建英(18)の壮行セレモニーが29日、退団したJ1・FC東京のホーム、味の素スタジアムで行われた。久保は「自分の力もあり、みんなの力も借りて、一人前のサッカー選手として、東京を背負って世界に羽ばたいていけることを非常に誇らしく思う」とサポーターに別れを告げた。
すでにFC東京とは契約は満了しており、この日の横浜F・マリノスとの首位攻防戦は観戦。4―2でFC東京が勝った後、グラウンドに姿を見せた。「苦渋の決断だったが、自分の決断に誇りを持つ。東京での時間は一生忘れない」とあいさつし、場内を1周した。横浜マは昨年8月~12月まで期限付き移籍したチームで、両チームのファンから温かく見送られた。
久保は10~13歳までバルセロナ(スペイン)の育成組織に所属。早くから世界的に注目され、6月には日本代表初出場を果たした。7月上旬に渡欧する予定。