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日本銀行の金融緩和への期待感から、19日の債券市場は国債を買う動きが強まった。欧州中央銀行のドラギ総裁が追加緩和を示唆したことに加え、米国でも利下げ観測が強まっている。世界的に金利の引き下げ圧力がかかり始め、日銀の対応に注目が集まっている。 長期金利の指標となる満期10年の国債の利回りは一時、約2年10カ月ぶりの低水準のマイナス0・155%まで下がった。終値は前日より0・010%幅低い(国債価格は値上がり)マイナス0・140%だったが、「日銀の利下げへの期待感から、売買差益をねらって買われている」(大手証券)との見方が強い。 日銀は19~20日の金融政策決定会合で、金融政策を「現状維持」とする公算が大きい。ただ、市場では金融緩和への期待感も広がり、黒田東彦総裁の20日午後の会見での発言に注目が集まっている。 19日の東京株式市場は、日経… |
利下げ期待、10年物国債金利が2年10カ月ぶり低水準
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