8日の東京株式市場は、前日始まった米中通商協議を受けて貿易摩擦が緩和されるとの期待から、2営業日続けて値上がりした。日経平均株価の終値は前日より165円07銭(0・82%)高い2万0204円04銭。東京証券取引所第1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は5・90ポイント(0・39%)高い1518・43。出来高は15億5千万株。
機械や自動車、電機など幅広い銘柄が買われ、日経平均の上げ幅は一時、300円を超えた。外国為替市場で1ドル=108円台後半まで円安ドル高が進んだことも相場を支えた。
野村証券の沢田麻希氏は「米中協議や米政府機関の一時閉鎖の長期化などリスクはあるが、日米ともに市場がやや落ち着きを取り戻しつつある」と話した。(大和田武士)