米連邦準備制度理事会(FRB)が今後の利下げに柔軟な姿勢を示したことを受け、20日の東京外国為替市場は円買い・ドル売りの動きが進んだ。日米の金利差が縮小するとの観測が投資家の間で広がり、一時1ドル=107円53銭まで円高が進んだ。午後1時時点では1ドル=107円61銭~62銭で推移している。
一方、20日の東京株式市場は日経平均株価が2日連続で上昇した。FRBの利下げへの期待感から、世界経済の減速懸念が和らいだとみられる。前日比83円87銭高い2万1417円74銭で取引が始まり、午後1時時点では同139円01銭高い2万1472円88銭。野村証券の沢田麻希氏は「今後、円高の進行が日経平均株価の重しになる」と話す。