菅義偉官房長官に近い自民党無派閥の衆参議員13人による「令和の会」が発足し、20日に東京都内で会合を開いた。派閥やグループではなく、「連絡会」との位置づけだが、党内では「ポスト安倍」に取りざたされる菅氏の基盤固めの動きとみられており、存在感を高めそうだ。
この日の会合は、自民党の各派閥の定例会合と同じ時間帯に開かれた。菅原一秀、城内実、鷲尾英一郎、石川昭政、木村弥生、三谷英弘各衆院議員と自見英子、小川克巳、朝日健太郎、小鑓隆史各参院議員の計10人が出席。菅氏も駆けつけ、意見交換した。
会合後、菅原氏は「(参加者)それぞれが長官との縁があり、長官をバックアップすることで安倍政権を支えるというスタンスだ」と記者団に説明。派閥に所属する数人の議員からも参加の申し出があったという。参加者の一人は「無派閥の菅さんに党内で政治的な基盤はない。党務に戻った時に我々が必要だ」と発足の意義を強調する。
菅氏は、新元号「令和」の発表…