2020年東京五輪・パラリンピック大会組織委員会が、日本がボイコットした1980年モスクワ五輪の「幻の代表選手」を聖火リレー走者に起用することを検討していることが2日、分かった。
東京オリンピック2020
モスクワ五輪のみの代表だった元選手が対象。モスクワ五輪代表で、5月27日に肝不全で亡くなった元体操選手の笹田弥生さん(旧姓加納、享年56)らがかねて、日本オリンピック委員会(JOC)を通じて組織委に提案していた。
組織委の森喜朗会長は2日、JOCの新会長に就任した山下泰裕氏と都内で面会。記者団に「モスクワに出られなかった人たちが、何らかの形で東京大会に参加できたらいい」と話した。