卓球の一部トップ選手だけに出場が許される新設国際大会「T2ダイヤモンド」が18日、マレーシア・ジョホールバルで幕を開ける。男女各16人によるシングルスのトーナメントで、決勝は21日。日本からは男子の張本智和(木下グループ)や、女子の伊藤美誠(スターツ)らが出場する予定で、2020年東京五輪の代表選考レースにも重要な意味を持つ大会になりそうだ。
繰り上げ出場の石川「すごくうれしい」
「出場はもうあきらめていましたから、(出られることになって)びっくり。やっぱり、すごくうれしいです」。素直な言葉でT2ダイヤモンド出場を喜んだのは、女子の石川佳純(全農)だ。
今季のワールドツアーの上位15人に開催国枠1を加えた16人だけが出場できるのが、T2ダイヤモンドだ。ただ、石川は18位(6月閉幕の中国オープン終了時点)。一時は出場が絶望的になったが、枠をつかんだ中国勢9人のうち3人が辞退したことで、繰り上がり出場が決まった。
「チャンスをつかめるように、しっかり頑張りたいです」と石川。日本女子を引っ張ってきたエースがこれほど喜ぶ理由は、東京五輪の選考レースの仕組みにある。
■ボーナスポイント…