(9日、高校野球熊本大会 熊本農5―2上天草)
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熊本農の応援席となった1塁側のスタンドでは、六回に上天草に同点に追いつかれた直後の七回、同校の生徒たち約30人が大根を両手に持ち、校歌を歌いながらリズミカルに体を揺らしていた。この踊りは「大根踊り」と呼ばれ、同校の応援席で毎年見られる名物の光景だ。
今年は1人あたり2本の大根を持てるよう、同校の農園で収穫された新鮮な大根約60本を軽トラックで球場まで運んできた。踊りの成果か、熊本農は七回に勝ち越し、2回戦進出を決めた。2年生の田中響太郎君は「大根踊りをやったかいがありました」と恥ずかしそうにはにかんだ。(井岡諒)