「あ~もう、頑張って欲しい!」。福島県・須賀川桐陽の応援席。同高の卒業生、滝口結花さん(18)と渡辺千紘さん(18)は両手を握りしめて声援を送った。
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2人とも昨年まで野球部のマネジャーだった。今春、仙台と東京にそれぞれ進学し、一人暮らしを始めたが、寂しくて仕方がない。「都会は人がいっぱい。福島の田舎っぽさが恋しくて。実家に毎日電話しちゃう」と声をそろえる。
思い出すのはいつも、高校時代の思い出だ。「野球に夢中になって、1勝でもいいから勝ちたくて」。夢と白球を追い掛けた日々。「家族以上に家族だった」と今だから思える。(三浦英之)