(16日、高校野球福島大会 安達10-0会津北嶺)
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安達の控えの左腕、阿曽僚太君(3年)が会津北嶺を相手に、六回参考記録ながら無安打無得点試合の快投を見せた。楽天の松井裕樹投手を参考にした投球フォームで変化球を多投。打者19人を相手に64球を投げ、許した走者は六回の死球の1人だけだった。「スライダーを中心にコースを意識して投げた。死球は直球を引っかけた」と一球を悔やんだ。
本職は外野手で、普段はエース佐藤大那君(3年)が先発する。ただ、この日の好投が自信になったようで、「大那に代わってマウンドに上がったら無失点で抑えたい」と意気込む。
新チーム結成後、不動の1番打者の中堅手だったが、靱帯(じんたい)を切る大けがに見舞われ、戦列を離れていた近東優君(3年)が代打で復帰するなどチームの雰囲気もいい。阿曽君は「甲子園をめざして仲間と一戦一戦を大事に戦う」と誓った。(床並浩一)