(11日、高校野球福島大会 郡山8-1いわき海星)
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昨夏は4強入りしたいわき海星が、初戦でコールド負けした。エース遠藤和也君(3年)の制球が定まらず、一回に適時打と犠飛で2点を奪われると、二回と三回にも失点して大量リードを許した。遠藤君は「打たせてとるつもりだったけど、変化球のストライクが入らなかった」と語った。
2013年春の選抜大会では21世紀枠に選ばれて甲子園へ出場したこともある。昨年はエースを中心に快進撃を続け、ノーシードながらベスト4に入った。準決勝では優勝した聖光学院に惜しくも1点差で敗れた。それが一転、コールド負けの憂き目に。
打線は三回、三塁打の菊谷悠祐君(3年)を遠藤君が右前安打で返した。しかしその後は振るわず、計4安打に封じ込まれた。
若林亨監督は「昨年は投手、捕手、遊撃手といったセンターラインがしっかりしていた。チーム力からすると、今回の結果は仕方ありません」と振り返った。
昨夏もレギュラーで出場した主将の吉田楓君(3年)は「去年は頼りになる先輩がいた。今年は自分たちがと思ったけれど、うまくいかなかった。ショックな負け方です」と無念そうな表情だった。(田中基之)