テニスのウィンブルドン選手権第11日は12日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで男子シングルス準決勝が行われ、大会8度優勝で、世界ランキング3位のロジャー・フェデラー(スイス)が、同2位のラファエル・ナダル(スペイン)を7―6、1―6、6―3、6―4で下し、12度目の決勝進出を果たした。決勝では、前年覇者で世界1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する。
試合時間は3時間を超えていた。5―4で迎えた第4セット、第10ゲーム。5度目のマッチポイントを握ったフェデラーは、ラリーを3球続けたあと、回り込んでフォアを相手コート深くに打ち込んだ。ナダルも何とか打ち返したがアウトに。ようやく勝利を手にしたフェデラーは、両手を上空に突き上げた。その後も何度も拳を振り上げて、喜びを爆発させた。
■「思い出深い一…