テニスのウィンブルドン選手権で、男子シングルス準々決勝でフェデラーに敗れた錦織の記者会見での主なやりとりは、次の通り。
錦織、ブレーク先行の光を見失う フェデラーに力負け
錦織、86年ぶりの4強逃す フェデラーに逆転負け
――試合を振り返って
「第1セットは、彼の第1サーブの確率が低かったのでかなり思い切って攻めていけた。第2セット以降は苦しかった。対応できなかったり、焦ってしまったり。リターンゲームでほぼチャンスがなかった」
――勝敗の分かれ目。
「自分の第1サーブの確率がすごく低かった。ほぼ、どのゲームも重圧を感じながらやっていたせいで、リターンゲームになかなか気持ちが入っていけなかった。色々な要因はありましたけど、リターンと第1サーブがかなり大きな原因になってしまった」
――試合のターニングポイント。
「第2セット以降はずっとサービスゲームがつらかった。先にブレークしていたら、(自分の)第1サーブに余裕ができて入り出す可能性もあったが、先にブレークできそうな光が第2セット以降はなかった」
――力は出し切れたか、後悔が強いか。
「力は出し切りましたけど、やっぱり自分のプレーが継続できなかった。第2セット以降は、確実に相手も強くなりましたよね。(凡ミスを示す)アンフォーストエラーが後半多かった。それも彼のプレーのよさから来る重圧。彼の強さに負けたということ」。
――4―5で迎えた第3セットの第10ゲーム、ブレークポイントを握ったが、サーブを返せず落胆した。
「あそこは唯一のチャンス。これから強くなっていく、上に行く上で、大事なところでのアンフォーストエラーはなくしていかないといけない」
――フェデラーのプレーについ…