有料コンテンツで「感染症アクセス」を分け合う
3月に知乎は2回ダウン状態になった。動画アプリの芒果TVや愛奇芸、阿里巴巴(アリババ)のテレワークプラットフォームの阿里釘釘、企業版微信(WeChat)なども大勢のユーザーが押し寄せてダウンした。オフラインからオンラインへの転換を迫られた大量のアクセスが、多くの業界で新たなチャンスを生み出し、その中には知識型有料コンテンツも含まれる。
知識探求型有料コンテンツの主力プラットフォームの1つである知乎が最近発表した成果によると、今年2月末現在、有料ユーザーは前年同期の4倍以上に増えたという。
感染症の拡大中に、知乎は有料コンテンツの増加に関するデータを発表していないが、複数の知乎の作者の話では、コンテンツの収益分配が大幅に増加したという。独身のホワイトカラーは、「この長い休みは自主的に勉強するいい機会になった。語学の学習、文学の名作や科学読み物への情熱がよみがえってきた。各プラットフォームの有料学習コンテンツは種類が豊富で、選択の幅が非常に広い。家にいる毎日がとても充実したものになる」と話した。
知識型有料コンテンツもこの「感染症アクセス」の流れの中で新規ユーザーの獲得に全力を挙げている。たとえば音声共有サイトの喜馬拉雅(シマラヤ)は複数のメディアと協力して「新型肺炎に対抗する」コーナーを打ち出し、感染症の情報、予防の科学的知識、ポッドキャスト、子どもの予防方法などを発信する。同じく音声共有サイトの蜻蜓FMも「感染症と闘う」コーナーを設け、感染症の動向、科学的知識などを発信するほか、医療プラットフォームの好大夫などと協力してオンラインボランティア診療をスタートした。
感染症の収束後も戦果を守り抜けるか?