ここ数年、知識型有料コンテンツが生み出した一部の成熟したコンテンツには、Q&A、コラム、プラットフォーム、報告などのタイプがあり、ユーザーの選択する範囲もますます広がりをみせる。データ分析機関の艾媒諮詢(iiMedia Research)がまとめたデータによると、中国の知識型有料コンテンツの市場規模は2015年の15億9千万元から、19年は278億元に増加した。同機関の予測では、20年には392億元、21年はさらに増加して675億元になるという。今回の感染症の流行で、多くの業界関係者が、「今年の知識型有料コンテンツ市場の規模は予想よりも早く400億元を突破する」との見方を示す。
だが、現在、感染状況が徐々に好転するにつれ、オフラインのリベンジ的消費がすでに始まっている。知識型有料コンテンツはこれからも注目を浴び続けることができるだろうか。
業界アナリストの孫兆平さんは、「今の状況から考えて、知識型有料コンテンツは規模が大きく、可能性も大きな市場だ。感染症の拡大中にコンテンツを利用した消費層は、今後もコンテンツにお金を払い続けるかもしれないし、実際の収穫はそれほどでもないとしてやめるかもしれない。よって知識型有料コンテンツという『パイ』を大きくするには、質の高い優れた商品を生み出すこと、サービス提供分野を拡大すること、コンテンツの畑をコツコツと耕すことが必要だ。さらにユーザーのニーズの変化に機敏に対応し、確かな品質のコンテンツ、よいサービス体験、効率的な利用ができればこそ、この業界の持続的な発展はより良く保障できる」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年4月16日