国連中国政府代表部は5日、中国が4日までに2020年度の国連分担金を全額納付したことを明らかにした。新華社が伝えた。
国連中国政府代表部は「これは国連への中国の支持を十分に体現するものだ。中国は国連第2の分担金納付国であり、一貫して財政的義務を積極的に履行し、国連及びその専門機関の取り組みを揺るぎなく支持し、多国間主義を揺るぎなく支持している。このため、国連事務総長のドゥジャリク報道官は4日のブリーフィングで、中国が国連分担金を全額納付したことに謝意を表明した」と指摘。
「国連創設から今年で75年になり、国際社会は国連の役割に高い期待を寄せている。現在の新型コロナウイルスの感染状況を前に、各国は実際の行動によって国連及びその専門機関への支持を示すべきだ。世界保健機関(WHO)は感染症との世界の戦いにおいて中心的役割を備えており、中国はWHOを積極的に支持し、すでに以前の2000万ドルに加えて、3000万ドルの追加寄付をすることを宣言した。これは新型コロナウイルスの感染防止・抑制及び途上国の医療体制の整備などの取り組みに用いられる。ウイルスに国境はなく、感染症は人種を区別しない。中国は引き続き各国と互いに見守り助け合い、同舟相救い、地域と国際的な公衆衛生上の安全を守るために力を捧げ、人類運命共同体の構築を後押しする」と強調した。
国連の運営は加盟国の納める分担金に支えられている。各国の分担額は支払い能力の原則に従って決められ、現在中国は通常予算の約12%を分担している。中国は国連平和維持予算の約15%も分担している。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年5月6日