空撮映像を中心にしたドキュメンタリー「上空から見る中国(原題:航拍中国)」のシーズン3「一同飛越」の放送がこのほど始まった。全10回で、1回50分、雲南、安徽、貴州、山東、湖南、山西、吉林、天津、河北、寧夏回族自治区の、10省・市・自治区の絶景を紹介する。同番組はまるで地理の教科書のようで、視聴者は美しい風景を見ながら、中国の地理の景観をめぐる新たな発見をすることができる。北京日報が報じた。
2017年にシーズン1が放送されてから現在に至るまで、「上空から見る中国」では、中国の半分以上を占める23省・市・自治区を上空から紹介してきた。同作品は美しい空撮映像を通して中国の雄大で美しい川や山などの物語を描き、中華文明を伝え、国民の奮闘を称え、時代の発展を示し、世界に向けて中国をリアルで立体的に、かつ網羅的に紹介している。多くのネットユーザーからは、「これまでに見たことのない中国を見ることができる」や「上空から見る中国を見てがっかりしたことは一度もない!」などの声が寄せられている。
シーズン3では、ハニ族の人々が山に広がる棚田群で農作業をする様子などが紹介されている。また、苗(ミャオ)族の間で600年以上受け継がれてきた「摸魚節」を見ると、継承されている伝統だけでなく、普段は故郷を離れて生活している人々は「実家に帰りたい」という気持ちにさせられるだろう。またその昔、貧しかった安徽省の商人たちが新境地を切り開き、勇敢に夢を追い求めた精神、さらには、雲南省のゾウの群れが警察の指示に従って、立ち止まり、一頭一頭道を渡っていくという、ほっこりさせられるシーンも見ることができ、見所満載だ。同作品を通して、美しい自然の景色だけでなく、その景色の背後にある人的・文化的物語を楽しむことができる。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年5月27日