浄水場の浄化・消毒処理施設が地下16メートルの位置にあり、オゾンによる前処理、強化された通常処理、オゾン・活性炭、限外ろ過膜などによる徹底した処理などの最新技術を採用し、水質は河北省の雄安新区とも肩を並べて世界一流。そんな、高品質の飲用水浄水場の建設プロジェクトが18日、海南省海口市江東新区で始まった。科技日報が報じた。
同浄水場の計画面積は、約11.13ヘクタールで、地下浄水場に、約13億2700元(1元は約15.1円)もの資金が投じられる。2021年末の完成、運用開始を目指す。
中南市政院海南分院の謝富強院長によると、同浄水場は設計から建設、運営まで、スマート、高効率、高品質、安全、省エネ、環境保護などの最先端理念が採用され、運営は高度な自動化を実現し、水の処理に必要なエネルギーも削減されている。また、国内で率先して、「地下式浄水場+地上開発」の建設スタイルを採用し、水質、水量、水圧などを確保することを前提に、土地を最大限活用し、土地の集約利用のモデルケースとなる計画だ。
完成後、同浄水場は、直接飲用水と一般水道水の2種類を提供する。オゾンによる前処理、強化された通常処理、オゾン・活性炭、限外ろ過膜などによる徹底した処理などの最新技術を採用することで、低塩素、弱アルカリ性の水を作ることができる。同プロジェクトにより、40万人に、将来的には100万人に高品質の飲用水が提供されることになる。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年6月19日