
世界的にみると、74%の対象者がワクチン接種を希望しており、「とても接種したい」、「少し接種したい」と回答した人がそれぞれ37%だった。また、26%の対象者はワクチンが開発されても接種したくないと回答した。
中国の調査対象者のうち、97%がワクチン接種を希望しており、この割合は27ヶ国で最も高かった。イプソスは「突出(stand-out)」という言葉で中国の対象者の肯定的な回答を形容している。中国以外ではブラジル、オーストラリア、インドの対象者がこの質問に肯定的な回答をしており、27ヶ国中それぞれ2位、3位、4位となった。一方、米国の対象者でワクチン接種を希望する人の割合は67%だった。

「2020年年末までに新型コロナウイルスワクチンを接種する機会を得られると思うか」という質問でも、中国の対象者の肯定的な回答が際立っており、87%がこの観点に同意していた。サウジアラビアとインドがそれに次いだ。
各国を比較すると、ドイツ、ベルギー、日本、ポーランドの対象者は懐疑的な態度を示していた。これらの国では、「2020年年末までに新型コロナウイルスワクチンを接種する機会を得られると思う」と回答した人は4分の1に満たなかった。米国でもこの割合はわずか34%だった。

また、この調査は対象者がワクチン接種を希望しない理由についても調べている。調査結果によると、5000人近い対象者がワクチン接種を希望していなかった。その理由について聞かれた際、対象者はその主な理由として、「副作用に対する懸念」、「有効性に疑問」、「新型コロナウイルス感染症が自分にとってそれほどリスクになっていない」などを挙げている。(編集AK)

「人民網日本語版」2020年9月3日