中国北斗応用大会並びに中国衛星測位・位置サービス第9回年次総会が23日、湖北省武漢市で開幕した。
中国衛星測位協会の于賢成会長は挨拶で、「北斗応用発展を中心とする中国衛星測位・位置サービス産業の全体的な生産額が昨年、3450億元にのぼった。2012年に北斗が正式にサービスを提供した時と比べ、全体的な生産額は4倍増加した」と述べた。
北斗3号グローバル衛星測位システムの完成に伴い、北斗はすでにグローバルサービスの新時代に入っており、北斗の各業界における応用が全面的に展開されている。北斗星通が研究開発した22nm測位チップのサイズは、前世代の高精度チップのわずか4分の1のサイズとなっている。自動運転やドローンなどの市場におけるハイエンド応用の需要を満たし、センチメートル級の高精度測位分野で画期的な意義を持つ。中科星図は第6世代GEOVISデジタル地球の上に、国産高分衛星及び北斗衛星に基づく、自主運営が可能なデジタル地球システムを構築する。同時にインターネットを利用し、GEOVISデジタル地球を一般応用市場に進出させる。
また民間分野の応用においても、北斗はすでに一般の人々の暮らしの中まで浸透している。人々が日常的に使用する地図案内を例とすると、現在8割の携帯電話用チップが北斗をサポートしている。携帯電話で高徳地図を起動すれば、北斗システムの測位サービスを体験できる。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年9月25日