第11回中国衛星測位年次総会において、中国の衛星測位分野で初の上場企業である北斗星通が、次世代全システム・全周波数帯センチメートル級高精度GNSSチップ「和芯星雲(Nebulas Ⅳ)」を発表した。経済日報が伝えた。
同チップはセンチメートル級高精度測位分野で画期的な意義を持つ。昨年5月の戦略のスタートから今年11月の正式発表までの1年半にわたる研究開発により、チッププロセスが22nmに更新された。また初めて単一チップで「ベースバンド+無線周波+高精度アルゴリズム一体化」を実現し、チップのRTKをサポート。車載用の条件を満たし、性能、サイズ、エネルギー消耗などの面で前世代チップより飛躍的に進化している。一般ユーザーの応用ニーズを満たすと同時に、スマート運転やドローンなどのハイレベル応用のニーズもよりいっそう満足させている。
Nebulas IVは国内衛星測位チップの最高水準を代表し、国際的にも優れた優位性を持つ。Nebulas IVは世界のすべての衛星測位システムと周波数をサポートする。これには最新の北斗3号のB1C、B2a、B2bが含まれる。同チップは国際GNSS市場で戦える高性能チップとなり、より広い国際市場により高品質の測位体験を提供するとみられている。衛星測位のグローバル新時代がすでに到来しており、北斗システムグローバルサービスの開通により、さらに多くの北斗ベースの各種応用が世界へと進出していくだろう。北斗に基づく「クラウド+エンド」により、利用者は世界のどこでも事業者レベルの高品質サービスを受けられるようになる。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年11月25日