千尋位置網絡有限公司によると、全球測位衛星システム(GNSS)の応用に最近、技術的進展があった。正確な時空感知能力が、携帯電話などのスマートモバイル端末に大量的に集積できるようになったのだ。人民日報海外版が伝えた。
携帯電話向けの時空スマートプランが量産化の段階に入っている。華為(ファーウェイ)の「Mate40」を含む、千尋位置の時空スマートサービスを集積した携帯電話がすでに量産化され、発売されている。この最新の技術力により、携帯電話に高精度測位能力が備わり、車線レベルのナビゲーション機能が実現される。ファーウェイの消費者向け事業CEOの余承東氏によると、高徳地図アプリはMate40シリーズの高精度測位能力を集積することで、準メートル級(1メートル内)の車線案内を実現している。高精度測位能力はファーウェイと千尋位置が共同で提供し、HMSコア(ファーウェイのモバイルサービス)を通じアプリ開発者に開放されている。
千尋位置が提供する衛星測位高精度修正サービス、及びファーウェイ測位サービスが提供する高精度測位能力に基づき、高徳地図はユーザーのナビゲーションにおいて実際の道路状況を高精度で再現する。次に曲がる交差点が近づいている時やランプウェイを通過する際など車線変更する場合に、より詳細な車線レベル動作ガイドを行う。利用者のナビゲーションへの理解を容易にし、運転の安全性を高める。利用者が高速道路を走行する場合、車線レベルナビゲーションはさらに各車線の速度制限に基づき正確に注意を促す。同時に路線バス専用車線、緊急用車線、長い実線などのシーンにおいても、利用者に交通法違反の注意を喚起できる。同サービスはすでに深セン市の高速道路と快速道路でカバーされており、今後さらに中国のその他の都市に広がっていく。
今回発表された携帯電話向けの時空スマートプランは、業界内で初めて関連技術をスマートフォンに搭載した。携帯電話の測位の精度が上がり、地図ナビゲーション、移動の共有、現地生活、運動・健康、ARゲームなどの一般の人々の応用に新たな体験をもたらす。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年11月5日