輸入博を迎えるムードあふれる第3回中国国際輸入博覧会の会場(撮影・厳大明/写真著作権は人民図片が所有のため転載禁止)。
第3回中国国際輸入博覧会(輸入博)が11月5日、上海で予定通り開催される。中国国際輸入博覧局の孫成海副局長は、「第3回輸入博の全体的枠組みは前2回とほぼ変わらないが、フォーチュン・グローバル500と業界トップ企業の平均展示面積は第2回より14%増えた」と述べた。
準備の過程で打ち出された「7つの進化」により、ますます良くなる輸入博に対する人々の期待が高まっている。
(1)より大きくなった展示規模
第3回輸入博企業展の計画面積は36万平方メートルで、第2回の計画面積より6万平方メートル増え、増加率は20%となっている。契約企業の出展面積はすでに計画目標に達している。消費財、医療、サービス貿易という3つの展示エリアの契約面積はすでに計画面積を上回り、自動車展示エリアもほぼ埋まりそうだ。
(2)より最適化された展示エリア設定
今年の企業展では、食品・農産品、自動車、技術装備、消費財、医療機器・医薬保健、サービス貿易という6大展示エリアを設けている。同時に、世界の注目ポイントと業界発展動向を結び付け、公共衛生・感染症対策、省エネ・環境保護、スマート移動・交通、スポーツ用品・競技という4つの専門エリアを新設した。
(3)より高い出展企業のクオリティ
フォーチュン・グローバル500と業界トップ企業が積極的に出展しており、出展企業数はすでにこれまでの規模を上回った。薬品、医療機器、乳業、化粧品、高級消費財、検査・測定、自動車、工業・電気、工程機械などの業界で上位10社に入る有名企業のほとんどがすでに出展契約を結んでいる。多くの企業が新商品や新技術、新サービスを携え、「世界で初の発表、中国で初の展示」を行う。
(4)より大きな取引プラットフォーム
輸入博のメイン会場と通りを隔てた場所に位置する緑地世界商品貿易港は、上海が全力を注いで作り上げた輸入博通年取引サービスプラットフォームで、展示、調達・取引、商業貿易サービス、保税展示販売、消費・観光などの機能が一体化されている。貿易港には様々なカテゴリーの海外商品6万点以上が導入されており、それには輸入博の展示品と同じ商品7000点以上、「一帯一路」(the Belt and Road)沿線国の商品6000点以上が含まれる。同貿易港にはオンラインプラットフォームも開設されており、貿易港バーチャル展示館とクラウドショッピングモールには、31ヶ国・地域の千種類以上の商品がオンライン販売されている。