江蘇省の塩城市と南通市を結ぶ高速鉄道「塩通高速鉄道」が今月30日に開通した。これで、連雲港、塩城と上海が、最速で3時間54分と2時間7分で結ばれることになる。澎湃新聞が報じた。
江蘇省東部沿海に位置する塩通高速鉄道の全長は158キロ、設計時速は350キロ。塩城、塩城大豊、東台、海安、如皋南、南通西の6駅が設置されている。
塩通高速鉄道が開通したのに合わせて、鉄道当局は高速列車6往復の運行を手配し、開通初期は時速300キロで運行する。来年1月20日に中国全土の鉄道ダイヤが改正される際には、平日ダイヤや休日ダイヤ、ピーク時の特別ダイヤが組まれ、運行される高速列車は1日当たり最高で47往復となる。
塩通高速鉄道は、中国の「八縦八横」高速鉄道網の沿海ルートにおける重要な路線の一つ。同線が開通したことで、沿線の住民は一層便利に鉄道を利用できるようになり、蘇中、蘇北、蘇南地域の調和のとれた発展や長江経済ベルトと長江デルタ地域の一体化発展戦略の実施を促進するうえで、非常に重要な意義を持つ。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年12月30日