中国国家衛生健康委員会の公式サイトによると、1月19日0時から24時にかけて、31省(自治区、直轄市)と新疆生産建設兵団で新たに確認された新型コロナウイルス感染者は103人だった。うち輸入症例が15人(上海市4人、広東省3人、浙江省2人、四川省2人、陝西省2人、天津市1人、福建省1人)、国内症例は88人(吉林省46人、河北省19人、黒竜江省16人、北京市7人)、新たな死者は0人、新たに感染が疑われた人は0人だった。人民網が報じた。
北京大興区区民対象に北京から出ることを禁止
北京の新規国内症例7人のうち、6人が大興区の住民だった。20日早朝、北京市大興区の新型コロナウイルス対策指導グループは、感染拡大を食い止めるべく、厳格、迅速、かつ徹底的な対策を発表した。それには、「区内の全ての人が北京を出ることを原則禁止する」措置が含まれている。北京を出る必要がある場合は、「許可した人が責任を負う」原則に従い、3日以内のPCR検査の陰性証明を所持していなければならない。その他、区内の全ての小中高校、幼稚園の児童・生徒は、一律自宅学習とする。地下鉄4号線、大興線の天宮院駅は1月20日の始発から、通知があるまで、封鎖され、運営が停止される。管轄区内のオフィスビル、商業施設・スーパーマーケット、ホテル、レストラン、工場、映画館、図書館、博物館、公園・観光地、スポーツジムなどの公共の場も全て閉鎖される。
ネットユーザーから微博(ウェイボー)に寄せられた「飛行機に乗るために大興空港に行くと健康コードは赤になるのか?」という質問に対し、北京大興国際空港は、「大興空港は中・高リスクエリアではない。大興空港から飛行機に乗っても、健康コードや行程コードの色が変わることはない。空港のスタッフの健康コードもずっと緑のままだ」と返答している。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年1月20日