【ワシントン共同】2018年に4人の宇宙飛行士を月に送る計画を米航空宇宙局(NASA)が固め、週明けにも詳細を発表する、と米宇宙専門メディアの「スペースドットコム」が15日までに報じた。人類の月面着陸は1972年の「アポロ17号」以来で、実現すれば46年ぶりの月回帰だ。
ブッシュ大統領が昨年打ち出した新政策に従い、火星などの有人探査を行う拠点として月を活用する狙い。計画では、宇宙飛行士を乗せた有人探査機(CEV)と、推進装置に結合させた月面着陸機を別々に打ち上げ、地球周回軌道でドッキングさせて月に向かわせる。
CEVは、10年までに退役するスペースシャトルの後継機で、NASAはシャトル引退後1年以内の初飛行を目指すという。
毎日新聞 2005年9月17日 東京朝刊