○JFE西日本6-4TDK千曲川●
JFE西日本が延長戦を制した。九回、小谷の二塁打で追い付き、十回2死一、二塁から三宅が右翼線へ勝ち越し2点三塁打。貞安も適時二塁打で続いた。TDK千曲川は八回、佐藤の適時二塁打で勝ち越したが、その後の継投が裏目に出た。
▽JFE西日本・吉松孝司監督 苦しかった。接戦になるとは思っていたが、相手投手が予想以上だった。選手がよく粘り強く戦ってくれた。
▽TDK千曲川・佐藤康典監督 九回だけが誤算。勝負はそんなに甘くない。でも昨年優勝チームを苦しめたのは、一つずつ成長している証拠。
○…五回から救援したTDK千曲川の2番手・山本が、最速151キロの直球を軸に、2回を無失点に抑えた。五回には3四球を出しながら、得意のけん制で2人を刺し、ピンチの芽を摘んだ。「思い切りいくことだけを考えた。制球は悪かったが、0点に抑えたので良かった。来年は先発を任せられるよう、安定感をつけたい」と1年目のシーズンを終え、来年に向けた課題を口にした。