野球解説者の江本孟紀氏が28日、京都市内のホテルで記者会見し、京都府を本拠地とする社会人野球のクラブチーム「京都ファイアーバーズ」を結成すると発表した。米独立リーグから撤退することになったサムライ・ベアーズが母体となるが、12月10日に選手選考会も行う。監督には江本氏が就任する予定。
江本氏は「もっと野球を続けたい、という若い選手が大勢いる。そんな選手たちに活動の場を提供したい」と趣旨を説明した。来年1月に京都府野球連盟に加盟を申請し、同3月下旬の公式戦から参戦する見通し。
サムライ・ベアーズは米独立リーグ、ゴールデン・ベースボール・リーグに日本人選手だけで構成して参加。元巨人のウォーレン・クロマティ監督が指揮を執ったが、90試合で33勝57敗の最下位だった。来季はリーグが再編され、観客動員が伸び悩んだベアーズなどの撤退が決まっていた。(時事通信社)
毎日新聞 2005年11月28日 13時57分