○松下電器4-1東芝●
投打のかみ合った松下電器が快勝。一回、梶原の適時内野安打で先制。六回に追いつかれると、その裏、吉田憲の右越えソロで勝ち越し、八回に新田の2点三塁打で突き放した。東芝は七回以降、松下の2番手・山本司に1安打に抑えられた。
▽松下電器・北口正光監督 両山本がよく投げてくれた。夏までは、追いつかれるとひるんでしまうチームだったが、今日は選手が動じなかった。
▽東芝・高見泰範監督 初回に点を取られ、後手に回った。早い回に崩したかったが、若いカウントから打たされてしまった。
○…東芝で唯一の打点を挙げたのは、主将の平馬。1点を追う六回、2死一、三塁で真ん中低めの直球を左前に運んだ。「相手投手は低めに丁寧に投げていた。スピードも速かった」と平馬。少しだけバットを短く持ったことが好結果を生んだ。しかしチームは打線が振るわず、3投手の力投も報われなかった。平馬は「今年は安打の割りに得点できない試合が多かった。投手を助けてやろうと思ったが」と元気がなかった。
毎日新聞 2005年11月23日 21時31分 (最終更新時間 11月23日 21時44分)