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パロマ事故:安全装置「配線短絡」改造を証言 複数関係者

パロマ工業(名古屋市)製の瞬間湯沸かし器で一酸化炭素中毒事故が相次いだ問題で、同社製品の修理を請け負う東京都内の複数の「パロマサービス」関係者が警視庁捜査1課の調べに対し「点検や応急措置として、安全装置の配線を短絡する改造をしたことがある」と証言していることが分かった。パロマ側から改造の指示がなかったかなどについて、同課で調べを進めている。

 同課は一連の事故の中で唯一、公訴時効の経過していない昨年11月の港区の大学生、上嶋浩幸さん(当時18歳)死亡事故について立件を目指しているが、この事故機を90年ごろに修理した記録のある目黒区のパロマサービスショップ関係者も以前、点検などのために改造を行っていたことを認めた。ただ「事故機について改造したかどうかは覚えていない」と証言しているという。

 目黒区の業者は毎日新聞の取材に「担当者が不在でコメントできない」としている。【宮川裕章】

毎日新聞 2006年8月10日

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