厚生労働省は12日、後期高齢者医療制度の年金からの保険料天引きに関し、13日の天引きでは18県40市町村で2753人が本来の保険料より高い金額を引かれるとの見通しを明らかにした。データの訂正作業が追いつかなかったためで、総額は不明。本人には既に後から返金することを伝えているという。
同省によると、4月の天引き時に誤徴収されたのは39都道府県、延べ227市区町村の4万3193人。うち払う必要がないのに天引きされた人が1万871人で、徴収漏れは3414人。また2万8908人は誤った額の保険料を引き落とされ、過大に徴収された金額は3338万円、過小分が1億1855万円という。