「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきである」。こうした考え方に半数以上の人が反対であることが、内閣府の世論調査で分かりました。

　内閣府は、男女共同参画社会に関して世論調査を行いました。それによりますと、およそ４人に１人が社会全体で男女の地位が平等になっていると感じていることが分かりました。

　具体的には「家庭生活」や「法律・制度上」で、４割以上の人が男女平等を感じている一方で、「職場」「社会通念やしきたり」では、２割程度の人しか平等を感じず、６割から７割の人が「男性の方が優遇されている」と感じています。

　また、平等感が比較的高かった「家庭生活」では、半数以上の人が「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきである」という考え方に反対で、これは調査を始めた１９９２年から一貫して増え続けています。

　調査対象：全国２０歳以上の者５，０００人
　有効回収数：３，２４０人（回収率６４％）
　調査期間：平成２１年１０月１日～１０月１８日（調査員による個別面談聴取）
（05日17:15）