麻薬を譲り渡した容疑で逮捕状が出ている押尾学容疑者ですが、警視庁への取材で毛髪からMDMAの成分が検出されていたことが分かりました。警視庁は押尾容疑者の供述と異なり、常習性をうかがわせる証拠とみて追及する方針です。
押尾学容疑者(31)について警視庁は今年8月、一緒にいて死亡した飲食店従業員の田中香織さん(当時30)に対し、MDMAを譲り渡した疑いが強まったとして4日逮捕状を取りましたが、現段階で身柄は確保されていません。
警視庁は、押尾容疑者がMDMAを入手し田中さんに渡したことを立証することは、田中さんの死亡に対する責任の度合いを高めるとして、保護責任者遺棄容疑などでの立件を目指し捜査を進めています。
その後の警視庁への取材で、押尾容疑者の毛髪からMDMAの成分が検出されていたことが新たに分かりました。
押尾容疑者はこれまで、「MDMAは海外とあわせて4回ほどしか使っていない」と供述していましたが、毛髪鑑定の結果は常習性を強くうかがわせるもので、警視庁は今回の容疑を補強する証拠とみて身柄を確保でき次第、追及する方針です。(06日17:15)