保育施設の過去5年間の死亡事例は、認可外保育施設が認可保育園よりはるかに多いことが厚生労働省の調査でわかりました。
厚生労働省によりますと、2004年から今年11月までの5年間に保育施設で死亡した子どもの数は認可保育園で19人、認可外保育施設で33人であることがわかりました。
認可保育園の利用者は年間およそ200万人であるのに対し、認可外保育施設の利用者はそのおよそ10分の1の22万人であることから、認可外保育施設での事故の発生率がはるかに高い結果となっています。
年齢別では主に低年齢児の死亡事例が多く、特に認可外保育施設では0歳児が19人と最も多くなっていて、主な死亡事例としては、、プールや浴室での溺死、プチトマトを食べて窒息死、睡眠中の死亡などが報告されています。
長野県立こども病院の田中哲郎副院長は、「認可外保育施設では保育体制の不備や観察不足があったと考えられ、認可保育園よりも事故の発生率が高い」とコメントしています。(07日20:43)