静岡県警菊川警察署の署長が、４０キロ規制の市道を５３キロオーバーの９３キロで走行し、スピード違反で検挙されていたことが分かりました。

　スピード違反で検挙されたのは、静岡県警菊川警察署の佐々木國宏署長（５７）です。

　県警によりますと、佐々木署長は先月２１日の午前、島田市内の市道で４０キロ規制のところを５３キロオーバーの９３キロで走行し、速度取り締まりの検問で検挙されました。

　佐々木署長はこの日は休みで、菊川市内の官舎から自家用車で自宅がある藤枝方面に向かっていました。ＪＮＮの取材に対し、「事実を認めるが、コメントできる立場にない。ただ申し訳ないと思っている」と話しています。

　署長は「所用があって急いでいた」と説明していて、県警では、懲戒処分の中で最も軽い「戒告」としましたが、違反の事実や処分について一切発表していませんでした。

　県警の監察課は、「私的な用事でのスピード違反で、最も軽い懲戒処分だったため、基準に照らし、公表しなかった」と説明しています。（09日17:58）