前原国土交通大臣は、高速道路の新規建設のあり方について抜本的に見直すため、外部有識者を加えた検討チームを設置する考えを明らかにしました。

　「人口は減っていくんでしょ、高齢化は進んでいきますね。国の借金は莫大で、これから（道路の）維持管理だけでもすごくお金がかかる。新たなものはできるだけ抑制しなくてはならない。方向性は全く変えない。しかしながらつながっていないものについて優先的にやっていくのは当然であるだろうし、そのお金をどこから持ってくるのかという議論を、大きな議論を含めてやっていく」（前原誠司 国土交通相）

　前原国土交通大臣は閣議後の会見で高速道路の整備のあり方や、料金体系のあり方を抜本的に見直すため、自身をトップにして、外部の有識者を加えた検討会を設置する考えを明らかにしました。

　前原大臣は新規建設について「公共投資は抑制傾向、必要なものだけを造る方針は変わらない」と述べる一方、現在建設中で路線がつながっていない区間については優先的に建設を進める考えを示しました。（29日22:55）